便秘外来(治療)のご案内

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便秘外来(治療)のご案内

便秘外来であなたの悩み解消をサポート!

便秘とは?

便が十分量かつ快適に排出できない状態が便秘とされております。
快適に便を排出できない状態とは

  • 強くいきむ
  • コロコロ便
  • まだ残っている感覚
  • 便が出にくい感覚
  • 痛い
  • 3日以上に一度の排便が常時

このような症状が複数ある時には、ぜひ当院消化器内科または便秘外来を受診してください。

便秘外来の特徴

当院では適切な問診・診察のもと検査を行い、患者さまの症状・体調に合わせお薬と生活習慣のアドバイス等を含め、 便秘を解消させ、再発しないようきめ細やかな診察のうえで予防を行います。

さらに、検査時に重症度の高い結果が出た場合は、より詳しい検査(内視鏡・CT等)も含め対応できる施設となっておりますので安心していただけると感じております。

専門医によるカウンセリング

当院では、日本消化管学会胃腸科指導医、日本大腸肛門病学会 大腸肛門病指導医の適切な診断のうえ、便秘による生活習慣のカウンセリングも含め、診察で重大な病気が疑われた場合も日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医が、苦痛の少ない内視鏡検査を行います。

また、診断後の治療サポートも、日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医のもと、当院でできる治療または連携病院へ紹介するなど適切な診断治療をサポートさせていただきます。

(医師の専門医認定証を一部抜粋)

検査・治療法

当院では、CTや腹部エコー検査だけでなく、実際にお腹の中を見ることができる大腸内視鏡検査も行っています。
大腸内視鏡検査では、希望される方には鎮痛剤や鎮静剤の注射をして、意識はあっても少しぼーっとした状態(浅い鎮静)で検査を行うことも可能で「苦しい?」「大変?」など心配がある方に「今まで心配で検査ができなかったけど、してみようかな!」と思っていただけるような安心できる体制を整えております。


(内視鏡室と検査の画像)

二酸化炭素の送気装置

通常の内視鏡検査では内視鏡の先端から空気を送気して大腸をふくらませて観察します。そのため、検査後にお腹がはったり気持ち悪くなったりすることがあります。
当院では空気の代わりに二酸化炭素を送気する器具を常備しております。二酸化炭素は水や体内に吸収されやすいため、検査後のお腹のはりや苦しさを軽減できます。

ご心配のある患者さまへ

「恥ずかしい」「何をされるかわからない」「苦しい検査があるのでは?」など、ご心配があるかと思います。まずは一度受診していただき「今日は診察だけ」「検査は覚悟ができてからでないとイヤ」など教えてください。症状を聞きながら診察のうえ対応させていただきます。

早期対応が必要な症状があった場合は、医師の判断で検査を依頼する場合があります。

生活習慣のアドバイス

他の病気(糖尿病、高血圧、肥満、低栄養)等がある場合は、管理栄養士から詳しい栄養指導なども実施することができます。その際に、便秘を予防するための健康的な生活習慣アドバイスも併せて行います。

便秘外来 特集記事 診療部長 中村 光宏

便秘とは…「慢性便秘症診療ガイドライン2017」では“本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態”を便秘としています。

便秘症とは…便秘による症状が現れ、検査・治療を必要とする状態です。症状としては、排便回数減少による腹痛・腹部膨満等、硬便による排便困難・過度の努責等、便排出障害による残便感・頻回便等があります。

便秘の疫学…便秘の有症率は、人口の2~28%程度とされ、20~60歳では女性に多く、 60歳以上は男女とも加齢に伴い増加し、 80歳以上の高齢者ではともに10.8%と男女差がなくなる。

便秘の分類…大きく分け器質性、機能性があります。器質性便秘の原因として腸管の疾患にて便の通過を邪魔することにより発症する便秘です。大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性大腸炎など。機能的便秘の原因として、大腸の運動の低下により便が固くなる、食事摂取量の低下、腹圧の低下、直腸感覚の低下などにより発症する便秘です。(大腸の運動低下をきたす原因として、代謝・内分泌疾患や薬剤など神経・筋肉系に作用する疾患・薬品が原因となることもあります。)

診断… 問診を行い、その問診内容により、各種必要な検査(採血・CT・レントゲン・腹部エコー・下部消化管内視鏡検査等)を行い、器質性による便秘ではないことを確認します。器質性による便秘の場合その原因となっている疾患の治療が最優先となります。特に大腸がんなどの疾患は、近年増加傾向にあり、特に警告徴候を有する場合は早期に下部消化管内視鏡検査を行うことが推奨されています。それ以外の便秘は、症状や検査結果、治療に対する反応を見ながら、診断や治療を進めていくことになります。

警告兆候

  • ・原因が特定できない体重減少
  • ・血便
  • ・50歳以上で、過去3年以内に大腸検査を受けていない

治療…規則正しい食事・水分摂取・睡眠・運動などの生活習慣の改善・確立が規則正しい排便のための基本であり、便意を感じたら我慢することなく排便を行う排便習慣も重要です。
症状の軽い方は、生活習慣の改善だけで、便秘の症状が改善されます。それらの生活習慣の改善でも十分に改善しない場合は、薬による治療を併用していくこととなります。薬は各種あり症状により容量等調節しながらの投薬となります。

追記…便秘にて強くいきむと脳卒中や心筋梗塞の危険が高くなることや、痔などの肛門周辺疾患の原因にもなります。内痔核・外痔核・裂肛等の方は便秘などの排便習慣を改善しないと再発を繰り返すことにもなります。便秘症状を感じられた際は、ご相談ください。

【医師紹介】

兵庫医科大学卒業
兵庫医科大学大学院医学研究科修了/医学博士

【診療担当】

外科 消化器内科 消化器外科 便秘外来 肛門:痔外来 等

【資格等】

日本外科学会 外科専門医
日本消化管学会 胃腸科指導医/胃腸科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医/消化器内視鏡専門医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病指導医/大腸肛門病専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医療機構 日本がん治療認定医
麻酔科標榜医

受付時間/担当医表

受付時間

午前 診療受付 8:30 ~ 12:00
外来診療 9:00 ~ 12:00
午後 診療受付 16:00 ~ 18:30
外来診療 16:00 ~ 19:00

担当医表

午前診 9時~12時
便秘外来 1 診 中村光宏
(外・消内・消外)
中村光宏
(外・消内・消外)
    中尾宏司
(外・消内・消外)
(2,4週)
中尾宏司
(外・消内・消外)
午後診 16時~19時
(受付終了時間:18時30分)
便秘外来 1 診     中尾宏司
(外・消内・消外)
中村光宏
(外・消内・消外)
   
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